アービトレイジとは

アービトレイジは「裁定取引」とも呼ばれる取引方法です。どのようなものかといいますと、商品の価格差によって利益を得ることで、その商品の価格が安い時期に購入し、高い時期に売却することを目的としています。

すべての投資は取引の際の鞘取りによって利益を目指すものです。FXも例外ではありません。ですからこのアービトレイジは投資の基本中の基本といえるでしょう。

アービトレイジの特徴は二つの市場を利用して取引が行われます。同一の商品であっても市場によって価格が異なる場合があります。ですから、安い値がついている市場で購入し、高い値がついている市場で売却すれば大きな利益を得ることができるのです。市場とは需要と供給のバランスによって成り立っているものです。そのため、同じ商品でも市場によって価格が異なることはあります。ある商品も生産量が多い地域では価格は安く、少ない地域では高くなります。とくに気候の変動など突発的な出来事で需要と供給のバランスが崩れた場合などに市場間の価格差が大きくなる傾向があります。

このアービトレイジは商品の売買だけでなく、預金でも活用できます。たとえば金利の低いところで借金をして、金利に高いところでお金を貸せばよいのです。これを繰り替えすことで多額の利益を上げることができます。

投資にはさまざまなリスクが伴うものです。その最大のものが相場の変動。しかし二つの市場を利用するアービトレイジならリスクをほとんど伴うことなく高い利益を上げることができます。

FXの場合、このアービトレイジはあまり縁の無い概念かも知れません。ただ需要と供給のバランスは通貨にも影響してきますから、FXで投資を行っている人でも覚えておいて損はないでしょう。

アービトレイジのメリット

投資の手段として活用されるアービトレイジ(裁定取引)。うまく活用することでローリスク・ハイリターンを期待することかできます。ハイリターンの取引方法としてはFXが広く知られていますが、FXの場合ハイリスクも伴います。それに対してアービトレイジの場合は理論上はほとんどローリスクで利益を上げることができるのです。

とある商品を安い時期に購入して高い時期に売却することで利益を得るのがアービトレイジの基本原則です。その商品の価値が低いところで購入し、高いところで売却すればその分利益が発生するわけです。もちろん、市場の変動を見越した上で投資するという方法もあります。

アービトレイジの場合、現物取引と先物取引の両方を活用するのが一般的です。たとえば500円の商品が先物取引で550円だった場合。その後600円に値上がりした場合は現物取引で500円で購入し、600円で売却できるので100円の利益となります。逆に450円に値下がりしてしまった場合、先物取引で550円で売ったものを450円で買えば100円の利益になるわけです。現実には両方を活用するため利益は一方の損益のために利益の幅は縮小されますが、どちらに転んでも利益を確保することができるわけです。

このように、アービトレイジはやや複雑なシステムではありますが、うまく活用すれば高い利益を得ることができます。FXではあまり適用できないテクニックではありますが、リスクの少ない投資方法として知っておくと役立つでしょう。

FXでアービトレイジ

商品の価格差により利益を得るのがアービトレイジ。おもに二つの市場を利用し、安い市場で購入し、高い市場で売ることでローリスクで高い利益を稼ぐことができる方法です。

この方法は本来FXでは適用されない方法です。アービトレイジの場合法律上や政策上の規制がなく自由にお金の移動ができることが大前提となっているうえ、通貨は市場によって価格が異なるということはないからです。しかし、うまくアービトレイジの概念をうまく活用すれば市場の変動に左右されずにローリスクに利益を上げることもできます。

そんなFXのアービトレイジがスワップポイントです。スワップポイントとは二つの通貨の金利差によって生じる金額のことです。FXの取引を行う際には金利が発生します。この金利は当然各国によって異なってきますから、必ず金利差が生じるのです。つまり、金利の低い通貨で高い通貨を購入するとその金利差がそのまま収入になるのです。

日本は長い間超低金利が続いている状況です。ですから、FXで通貨を購入する際には必ずといってよいほどスワップポイントが加算されることになります。いわば通貨を購入し、保有しているだけに利益を出すことができるのです。南アフリカランドやオーストラリアドルなどはとくに金利が高いことで知られています。これらの通貨をうまく取引に使えばアービトレイジと同様の利益を上げることができるでしょう。

ただし、注意が必要なのは逆のパターンもあることです。金利の高い通貨で低い通貨を購入した場合は金利を支払う必要が出てくるのです。この点を考えて売買をするとより利益を高めることができるでしょう。